米Googleは10月25日(現地時間)、クラウドに接続し、板面を共有できるデジタルホワイトボード「Jamboard」を発表した。価格は6000ドル(約62万5000円)で、来年発売の予定だ。
企業での遠隔地の従業員も参加する会議での利用向け。同社のプロダクティビティスイート「G Suite」(旧「Google Apps for Work」)の文書を表示し、「ハングアウト」で会話しながら表示した文書にテキストや図を書き込める。
55インチのタッチ対応4KディスプレイにWebカメラ、マイク、スピーカーを登載し、背面にはUSBとHDMIポートを備える。大型のAndroidタブレットのようだ。ネットワークはWi-Fiをサポート。2本のスタイラスと1つの“白板消し”が付属する。ディスプレイを着脱できる車輪つきスタンドがある(付属するのか別売なのかは不明)ので、会議室から会議室に簡単に移動できる。
Jamboardでの共同編集には、AndroidタブレットやiPadからも参加できる。スマートフォンからは編集はできないが、Jamboardでの会議の様子を視聴できる。
Jamboardの文書への書き込みは随時クラウドに保存されるので、会議後にメモをとらないうちに消されてあわてることもない。
会議用ホワイトボードとしては、米Microsoftが2015年1月に発表した「Surface Hub」がある。こちらは84インチと55インチの2モデルあり、55インチモデルは9000ドルだ。
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