最新英語男声ボカロ「CYBER SONGMAN」に人間歌うマンが挑んでみた(1/2 ページ)
10月末にヤマハが突然、新たな英語VOCALOIDを発売した。VOCALOID4が出てすぐに発売された米国女声ボカロCYBER DIVAと対になるべき製品で、米国発音の男声ボカロ。男声だからDIVOにすべきじゃないかとも思ったが、それだと発音はDEVOと同じ。テクノしか歌えなくなってしまうのが理由だろうか。ビレッジピープルとか西城秀樹とかをやらせるべきなのか。
それはさておき、英語音源となれば自分の歌と比較して試してみたくなるの。さっそく購入してみた。ダウンロード販売のみで、1万800円(税込み)。VOCALOID SHOPから購入できる。
昔、自分が歌って妻がコーラスをつけた曲のGarageBandファイルがiPhoneに残っていたので、それを使うことにした。曲はジャーニーの「Who's Crying Now」。米国人男性歌手(スティーブ・ペリーね)だからCYBER SONGMANも文句ないだろう。AメロとBメロを、最初はCYBER SONGMAN、次を人間歌うマンこと自分が歌っている。合成音声と人間音声との違いが明確にわかっていいのではないかと思う。残りは自分が歌っている。さすがに全部「調教」するのはしんどいのでパスした。
もう1曲試してみた。こちらは、自分のボーカルをGarageBandで多重録音したものから、主旋律の部分だけをCYBER SONGMANに入れ替え。Simon & Garfunkelの「Scarborough Fair」だ。いかに人の歌に馴染むかという実験だ。
ここまで自然になってくると、逆に気になってくるのがビブラート。VOCALOIDのデフォルトのビブラートはどのパターンを使っても不自然。なので、PIT(音高のカーブ)を手描きすることになるのだが、非常に手間がかかる。簡単に自然なビブラートにするには、歌った声の音高と音量を転写する「ぼかりす」の英語版が必須だと思うのだが、そろそろいかがだろうか。
CYBER SONGMANの品質は、これまでの男声VOCALOIDの中でベストといっていい。声質だけでいったらVOCALOID2のときのBig-Alのほうがいい感じもするし、声にざらつきがあったり、高音域ではパワーが出ないなどの問題はあるが、なにより発音の自然さがよい。英語VOCALOIDはこもる発音と二重母音の音の遷移が不自然で、しかし修正することが難しいという問題があった(OPEやGENなどでごまかすくらいしかできなかった)が、このボイスバンクならばその必要はほぼなくなるはずだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
2
「comico」サ終にマンガ家が思う“縦読みマンガ”の弱点と戦略ミス
-
3
目指すは、日本発IPで海外売上20兆円 経産省が新戦略を発表 「ものがたり大国5カ年計画」
-
4
LINE、着せかえ表示問題を謝罪 希望者に返金へ
-
5
中国の動画サイト「bilibili」にグローバル版アプリ 日本でも配信開始 まずはAndroidから
-
6
Tesla歴5年の筆者がみなさんの疑問に答えます
-
7
Googleのオープンモデル「Gemma」、累計10億ダウンロード超 GitHubに公式ディレクトリ公開
-
8
終了発表の縦読み漫画「comico」――元重課金ユーザーが振り返る「いつしか開かなくなった」理由
-
9
「食欲が削られる」――AIで作られた“気色の悪い飲食店メニュー”がXで物議 「実物を見たい」の声も
-
10
TikTok、児童プライバシー訴訟で4億ドル支払いへ 米司法省と和解
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR