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スーパーコンピュータTop500、中国8連覇、日本トップは初登場JCAHPCの6位

» 2016年11月15日 08時50分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」最新版が11月14日(現地時間)に公開された。首位と2位は前回(6月に発表)と同じ、中国江蘇省無錫市の国立スーパーコンピュータセンターの「神威太湖之光(Sunway TaihuLight)」と中国国防科学技術大学(NUDT)の「天河2号(Tianhe-2)」だった。

 top 1 神威太湖之光(Sunway TaihuLight)

 日本勢では、前回5位だった理研の「京」が7位にランクダウン。初登場の最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)の「Oakforest-PACS」が京を抜いて6位に躍り出た。

 JCAHPCは、2013年に筑波大学と東京大学が立ち上げた、東京大学柏キャンパス東京大学情報基盤センターに拠点を置く組織。Oakforest-PACSのシステムは富士通が製作し、10月から稼働している。米Intelの「Xeon Phi」(開発コード名:Knights Landing)を搭載する国内初のスーパーコンピュータだ。Intelの相互結合ネットワークである「Omni-Path」アーキテクチャを搭載した計算ノードを8208台搭載する。

 top 2 Oakforest-PACSの仕様

 トップの神威太湖之光の計算速度は毎秒9京3014兆回、2位の天河2号は毎秒3京3863兆回、6位のOakforest-PACSは1京4015兆回、7位の京は1京3555兆回。

 10位までのランキングはTOP500.orgのページで確認できる。

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