理化学研究所は7月5日、神戸市に開発を進めている次世代コンピュータの愛称が「京」(けい)に決まったと発表した。
4月から5月にかけて愛称を公募。1529件の候補の中から、次世代スーパーコンピュータの開発目標性能・10PFLOPSを万進法で表した場合(1京FLOPS)にちなんだ「京」を選んだ。英語表記は「K Computer」。「京」には7人から応募があったという。
次世代スーパーコンピュータは、プロジェクトの当初は「汎用京速計算機」などとも呼ばれていた。「ほかの科学技術分野の名称・愛称に多く用いられているものと重複がなく、単位で表現するという新規性がある」「歴史と未来が同居する言葉。『京』はもともと大きな門を表し、『計算科学の新たな門』にもつながる」としている。
今後、ロゴマークなどを制作する予定。
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