Amazon.co.jpの商品配送は「翌日お届け」が当たり前となりつつあり、有料のプライム会員で対象エリア内なら最短1時間で注文の商品が届く「Prime Now」も始まっている。Amazon Roboticsを日本で導入した狙いは、効率化とスピード配送の実現にある。
「Amazonの最新設備を導入する目的は人件費の削減ではなく、配送スピードを向上してお客さまの利便性を高めることが第一」と吉田センター長は話す。一方、国内にある他FCへのAmazon Robotics導入予定などは「成長を続けている会社として考えていきたいが、具体的なところは話せない」という。
このタイミングでアマゾン川崎FCのAmazon Roboticsが稼働開始した理由はもう1つある。アマゾンジャパンの紣川(かせがわ)謙本バイスプレジデント プライム統括事業本部部長によれば、12月6日に始まった「サイバーマンデーウィーク」も理由として挙げられるという。
「サイバーマンデーはもともと米国で発祥したもので、感謝祭(祝日)がある11月第4木曜日の休暇明けにECサイトの売り上げが盛り上がる現象が2000年代半ばごろから発生したことから名付けられた。日本では、歳末という理由からか、12月の第2週にAmazonの利用者が増えることが分かったため、12月の第2月曜日を日本版サイバーマンデーとして日本記念日協会に申請し、認定された。サイバーマンデーセールは2012年から今年で5回目。ぜひホリデーシーズンの買い物を楽しんでほしい」(紣川部長)
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