国際自然保護連合(ICUN)は12月8日、絶滅の恐れがある動植物のリスト「レッドリスト」の最新版を発表した。キリンが新たに絶滅危惧種に加わった。農地の拡大や鉱山開発で生息地が失われたり、密猟が横行したりして数が減っているという。
アフリカなどに生息するキリンは、1985年には15〜16万頭いたが、2015年には約9万7500頭と、過去30年で個体数が約4割減少。絶滅危惧種の3段階のランクでは最も危険度が低い「絶滅危惧2類」に指定した。
最新版のレッドリストではこの他、近年見つかった「新種」の鳥類742種のうち、約11%を絶滅危惧種に分類。ダム建設や農地の開拓によって、生息地を追われているという。
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