ITmedia NEWS > STUDIO >
ITmedia AI+ AI活用のいまが分かる

Twitter、検索結果も非時系列に 機械学習による優先順位を採用

» 2016年12月20日 10時50分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Twitterは12月19日(現地時間)、これまで時系列(新しいものが上)で表示してきたTwitterでの検索結果を、関連性が高い順の表示に切り替えたと発表した。

 twitsearch 1 新旧検索結果比較(右が新しい表示)

 Twitterは「ユーザーはコンテキストをよりよく理解したくてTwitter検索をするはずだが、最新のツイートが最も目的にかなうとは限らない。(中略)ユーザー体験を改善するために、Twitter検索結果ページでは関連性の高い順に検索結果を表示するようにした。表示するツイートの候補は、長いタイムレンジの多様なソースから選び、機械学習モデルでランク付けしている」と説明する。

 twitsearch 2 Androidアプリの設定画面

 Twitterはこの切り替えまでに様々なテストを実施し、ツイートとアカウントの表示バランスや動画付きツイートの表示でスクロールせずに表示できるツイート数が減ってしまう問題などを調整しているという。

 Twitterは2月、タイムラインでも時系列ではなくアルゴリズムがユーザーにとって重要だと判断したランク順に表示する機能を追加した。この「タイムラインの優先表示」機能は無効化が可能だが、検索結果の非時系列表示は、少なくとも発表段階では無効にできないようだ。

【追記】公式アプリの検索結果画面には「最新」タブが表示されるので、これをタップすれば時系列の検索結果を表示できる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.