UQコミュニケーションズは12月22日、高速データ通信サービス「WiMAX 2+」に適用してきた速度制限を、来年2月から緩和すると発表した。従来は、3日で3GB以上利用した場合に速度制限が適用されたが、2月以降は3日で10GB以上に緩和。速度制限がかかる期間も24時間から8時間程度に短縮する。
WiMAX 2+は、下り最大220Mbps、上り最大10Mbpsの高速通信サービス。月額4380円(税別)で月額容量上限なしの「ツープラスギガ放題」プランで提供している。
従来は、3日で3GB以上(WiMAX 2+とLTE合計)利用した場合、「YouTubeの標準画質の動画が見られる程度」の速度に制限される仕様だった。来年2月以降は、3日間で10GB以上利用した場合、その翌日(初回適用は2月2日)の通信速度を1Mbps前後に制限する仕様に変える。
速度制限がかかる時間は短縮。従来は、速度超過した翌日の午後1時ごろから翌々日の午後1時ごろまで24時間、通信速度が制限されていたが、混雑時間帯(午後6時ごろ〜翌日午前2時ごろ)のみに短縮する。
WiMAX 2+は昨年2月にスタート。広告などで「容量無制限」をうたって会員獲得を進めたが、4月以降、3日間で3Gバイト以上利用した場合は速度制限がかかる仕様に変わり、ユーザーから批判が起きていた。UQは7月、広告の表示などを修正。速度制限については「より利便性の高い運用方法を検討する」としていた(関連記事:WiMAX 2+「3日で3Gバイト制限」問題、UQが対応を発表 広告表現見直し、規制後の速度アップへ)。
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