米NVIDIAは1月4日(現地時間)、ラスベガスで開催の「CES 2017」の基調講演で、独自動車大手Audiとの提携によるAI(人工知能)搭載の自動運転車開発プロジェクトを発表した。CESの会場で、SUV「Audi Q7」ベースのコンセプトカーの試乗が可能だ。
NVIDIAのジェンスン・ファンCEOは、2020年までに米運輸当局のNHTSAが「レベル4」と定義する、「加速・操舵・制動をすべてシステムが行う」運転が可能な車を世に出すと語った。
年内に、NVIDIAのシステムを搭載する「レベル3」(人間の監視下で運転責任を車両システムが担う)自動運転車を公開する計画。年内発売予定の次世代「A8」にはNVIDIAのシステムを採用するドライバーアシスタント機能が搭載されるという。2018年にはカリフォルニア州他数州でAI自動運転車を公道で走行させる計画だ。
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