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「DAZN」Jリーグ戦中継不具合、原因は「非常にまれな障害」 見逃し配信にも影響

» 2017年02月28日 10時02分 公開
[ITmedia]

 今季からサッカーJリーグ全試合のライブ配信を始めた「DAZN」(ダ・ゾーン)で2月26日、一部の試合が視聴できなくなる障害が発生した。DAZNを運営する英Perform Groupは27日、原因の調査結果を発表。「非常にまれな事象だったため即時復旧できなかった」と釈明している。

画像 DAZNのニュースリリースより

 同社によると、26日のJ1・ガンバ大阪対ヴァンフォーレ甲府戦と、J2・愛媛FC対ツエーゲン金沢戦のライブ配信で、それぞれ午後4時50分ごろから視聴できなくなった。また、J2全試合の見逃し配信が視聴できないことが同日午後10時50分ごろ判明した。

 障害の原因について同社は「配信映像に方式変換するプラットフォームにあるスケジューリングシステムの構築誤差が起因したと予測される」と発表。障害の対処に当たったが「非常にまれな事象」だったため復旧に時間がかかったという。

 DAZNのジェームズ・ラシュトンCEOは「原因の徹底究明と今後の改善に全力を尽くす」とコメントしている。

 DAZNをめぐっては以前から「アクセスが集中するとライブ配信の映像が止まってしまう」などの問題が指摘されてきた。Jリーグ中継では、開幕初日の25日にも障害が発生。バレーボールVリーグの試合でも一時視聴できない問題が起きるなど、Jリーグ戦以外でもトラブルが起きている。

 DAZNは、グローバル展開しているスポーツ中継のライブストリーミングサービスで、料金は月額1750円(税別・NTTドコモ契約者は980円)。今季から「スカパー!」に代わり、Jリーグと10年間・2100億円の中継契約を締結した。

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