新連載・ゆとり記者が聞く
「VRが世の中を変えると確信した」 元ネトゲ廃人の公務員がVR専門メディアを立ち上げるまで(3/4 ページ)
「VRで人が進化した」のを見た
これまで数多くのVRコンテンツを体験してきた久保田さんが、「人が進化するのを感じた」と話すのが、ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発する「JackIn Head」(ジャックインヘッド)。360度全周囲を撮影・伝送可能なウェアラブルカメラを頭に装着することで、ヘッドマウントディスプレイを付けた他者が「他人の視界をジャック」できるというもの。
久保田さんが見たのは、VR技術を応用した鬼ごっこ「Parallel Eyes」。自分を含む4人分のカメラ映像がHMDに表示され、自分の視点を探し出し、他の映像から鬼の位置を把握するという戦略性のあるゲームだ。
「VRがあれば、身体に制限されず感覚を拡張できる。これまで不可能だと思われていたものが実現されるはずだけど、それがどのようなものかは分からない。その異質さもVRの魅力」。
久保田さんが「これまでにない感覚を覚えた」ゲームの1つが、水口哲也氏が開発したPS VR向けソフト「Rez Infinite」。「シナスタジア」(共感覚)をコンセプトにした音楽シューティングゲームで、音楽とビジュアルが呼応し、音楽は振動に変わる――幻想的な宇宙空間を漂う話題のゲームは、あまたのVRを経験した若者をうならせた。
「感動しました。完全なる別世界へ行くという体験はVRならではだと思いますが、実際にそれを実現しているゲームは多くありません。映像や音、時には振動などのいろんな感覚が混ざり合っていく。全然知らない新しい世界へ連れていってもらいました」。
VRが人や社会にもたらす変化についても、あくまで肯定的に捉えている。
「スマートフォンが普及し、生活様式や文化、若い人の価値観を変えてきましたが、同じ役割をVRも担うと思います。ですが、VRは情報だけ届けても体験してもらわないと意味がない。早くVRが当たり前になる世の中になるよう、多くの人がVRに触れられる機会を作っていきます」。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ゆとり記者が聞く
小学生の頃には携帯電話とインターネットが身近にあった「ゆとり世代」の記者が、いま気になる若手をインタビュー。一般的に「競争が苦手」「自主性がない」とされるゆとり世代の正反対をいく、活躍する若者の共通点とは? もうゆとりとは言わせないぞ。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
スマート給餌器で38時間の障害、ペットがご飯食べられず 飼い主の苦情殺到 「旅行中なのに」「猫が死んじゃう」
-
2
Googleのオープンモデル「Gemma」、累計10億ダウンロード超 GitHubに公式ディレクトリ公開
-
3
コードが書けない筆者が愛車用にアプリを2本自作 「AI製アプリで起業」の夢膨らむも、見えた有料化の壁
-
4
終了発表の縦読み漫画「comico」――元重課金ユーザーが振り返る「いつしか開かなくなった」理由
-
5
楽天、“攻撃型ドローン”関連報道に「事実と相違ない」 国内販売窓口として導入支援
-
6
Slack、AIとチームで協働する「Slack Code」を発表 ClaudeやDevinを専用チャネルで操作
-
7
大阪万博の関係者情報が漏えいか 再委託先のMicrosoft 365アカウントに不正アクセス
-
8
不正アクセスで一部停止中のNTT西子会社レンタルサーバ、復旧見通しを公表 調査完了は8月末見込み
-
9
楽天、“攻撃型ドローン”報道で問い合わせフォーム設置 ただし「返信はしない」
-
10
生成AI画像で“架空の女性”に成り済まして政治投稿か 立憲栃木県連の男性党員 一部報道
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR