今のAndroidの“お菓子ネーム”、「Nougat(ヌガー)」が発表されたのは昨年の6月30日でした。なので、次期Android「Android O」の名前もそろそろ発表されていいころです。
うわさでは「Oatmeal Cookie(オートミールクッキー)」になりそうだとか。ヌガーと同じくらい日本人にはあまりなじみのないお菓子ですね。でも低カロリーでおいしいです。
うわさのソースは幾つかありますが、Google I/O 2017で表示されたプレゼンテーション用のスライドのコードの中に「R.drawable.oatmeal_cookie」というテキストがあった、というのが有力です。
お菓子ネームについて、毎回フェイントをかけるGoogleの中の人(プラットフォーム&エコシステム担当上級副社長)、ヒロシ・ロックハイマー氏は今回も「Oreo(オレオ)」を匂わせていますが、それだけにこれじゃないんだろうなという気がします。
この方は次の次のAndroid(Android P)についてまでフェイントを。
名前が「ヒロシ」って日本の人? どういう人なんだろうと、ちょっと調べてみました。
米CNETによると、ロックハイマーさんはお父上がドイツ人、お母上は日本人で、18歳まで東京で育ち、一度は米国の大学に建築を学びに行ったけれど、すぐに日本が恋しくなって東京に戻ったそうです。
本人が4月にGoogle勤続10年を記念してMediumに投稿したブログによると、子どものころからレゴで建物を作るのが大好きで、技術の魔法を解明するのに興味を持っていたそうです。米国から戻ってからは、家にあったMacで独学でプログラミングを習得し、「BeOS」に“出会って”このOS向けのテキストエンジンを開発してオープンソースにしたらBeOSの目にとまり、ジャン=ルイ・ガセーCEOから直接採用を言い渡されたところからテクノロジー業界入りしたという変わった経歴です。その後もアンディ・ルービン氏、スンダー・ピチャイ氏などとの出会いで今日に至りました。
ロックハイマーさんはこのMediumで、「私の目標は、自分が体験してきたような新たな道に出会う機会を人々に提供することだ。私が取り組んでいるプラットフォームと製品は、数十億人が毎日使っているものだ。とても責任を感じている。(中略)魔法のような製品を作っていきたいと、今も十代のころと同じように熱望している」と語っています。熱いですね。
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