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» 2017年07月05日 07時00分 公開

ゆとり記者が聞く:「生配信で月1000万円の子も」 “努力が実る”SHOWROOMにアイドルのタマゴが殺到する理由 (2/4)

[村上万純,ITmedia]

月の売上を「20円から100万円」にした女性タレント

 SHOWROOMの人気配信者には、共通点がある。それがこの3つ。

1)熱量の大きさ

2)自分を客観視できるセルフプロデュース力

3)配信を見続けるうちに共感していくストーリー性

 これらを全て満たすと、すぐに人気配信者の仲間入りを果たせるという。ほかにも、女性の場合は「親近感」「身近さ」が重要なポイントとなる。

showroom

 実際、「月の売上が20円だった」という女性にアドバイスをすると、翌月の売上が100万円になったという。

 「相談を受けて配信を見て、すぐに、あっダメだと思いました」(前田社長)

 生活感のない真っ白な背景に、あからさまな宣伝のポスター。事務所に無理やりやらされているような配信態度、視聴者との微妙な距離感。何もかもがダメだった。

 前田社長は、まず視聴者への敬語、さん付けを禁止した。背景は、「この子もちゃんと寝るんだ」という親近感を抱けるようにベッドや布製品を見切れさせた。あとは、事務所にやらされるのではなく、自分の内なるモチベーションで配信をすること。

 これを守り、見事売上100万円を達成した。

 そんなことでいいのかと思うかもしれないが、これらのアドバイスは、配信者全てのデータを収集・分析した結果に基づいたものだ。

 「従来、エンターテインメントの分野でヒットを生む方法は極めて感覚的だった。僕たちは定量的にデータを分析し、汎用性の高いエンタメのヒット創出を科学している」(前田社長)

 ライブ時間、配信回数など複数の項目を用意し、配信者別にレーダーチャートで偏差値を出すほか、配信者アンケートも実施して現状把握に努めている。そんなSHOWROOM内で最も盛り上がるイベントの1つが、AKB選抜総選挙コラボだ。

 秋元康氏すら把握していない無名アイドルたちが、SHOWROOM内で圧倒的存在感を放つ。“SHOWROOMが考える人気配信者”をそのまま体現するような子たちだ。

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