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Oculus Riftのスタンドアロン版、2018年に約200ドルで発売か──Bloomberg報道

» 2017年07月14日 07時45分 公開
[ITmedia]

 米Facebook傘下のOculus VRが、2018年にPCもスマートフォンも不要なスタンドアロンタイプのVRヘッドセットを発表すると、米Bloombergが7月13日(現地時間)、複数の情報筋の話として報じた。10月にはアプリ開発者向けに提供を開始するという。

 Facebookは昨年の開発者会議「Oculus Connect」で、「Santa Cruz」というコードネームのスタンドアロンモデルを披露した。

 oculus 1 昨年の開発者会議でスタンドアロンヘッドセットについて説明するマーク・ザッカーバーグCEO

 Bloombergによると、来年発売のスタンドアロンモデルのコードネームは「Pacific」で、価格は200ドル(約2万3000円)前後。現行のOculus Riftよりコンパクトで韓国Samung Electronicsのスマートフォン搭載型VRヘッドセット「Gear VR」(本体は約312グラム)よりも軽く、無線リモコンをサポートするという。

 情報筋によると、Oculus VRはこのモデルの製造と販売ネットワークで中国Xiaomiと提携する。XiaomiはオリジナルブランドのVRヘッドセットを製造・販売しており、このモデルも中国ではXiaomiブランドで販売する計画。この提携は元Xiaomiで現在FacebookのVR/AR責任者を務めるヒューゴ・バーラ氏が実現させたようだ。

 Oculus VRはVR市場の先駆者の1社ではあるが、米調査会社IDCが6月に発表した第1四半期の調査によると、VR/AR市場でのFacebookのシェアは4.4%で4位だった。

 oculus 2 2017年第1四半期の世界でのVR/AR出荷ランキング(資料:IDC)

 同社は10日、Oculus Riftを期間限定で値下げすると発表した。

 スタンドアロンタイプのVRヘッドセットについては、米Googleが今年の開発者会議で、「Daydream」プラットフォーム採用のモデルが年内にHTCとLenovoから発売されると予告している。

 oculus 3 Daydreamのスタンドアロンヘッドセット

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