米Appleは7月18日(現地時間)、中国事業を統括する新役職「vice president and managing director of Greater China」を設け、同社の無線技術担当副社長のイザベル・ゲイエ(葛越)氏を任命したと発表した。
葛越氏はティム・クックCEOとジェフ・ウィリアムズCOO(最高執行責任者)直属になり、今夏中に上海に拠点を移す。
葛越氏は中国出身で、カナダのサイモンフレーザー大学で無線技術を学び、米Palmなどを経て2008年にApple入りした。2008年にカリフォルニア大学バークリー校でゼネラルマネジメントのMBAを取得している。
クックCEOは発表文で「Appleは中国での投資と成長に強く集中しており、イザベルが中国チームのために経験とリーダーシップを提供してくれることを喜んでいる」と語った。
Appleは中国政府と連携し、中国本土にデータセンターを開設することが明らかになっている。
中国はAppleにとって重要な市場だ。かつては中国のスマートフォン市場で同社のiPhoneがトップに立ったこともあったが、近年では中国Huaweiなどの地元メーカーに押され、中国での売上高はここ数四半期減少を続けている。
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