米Nianticのジョン・ハンケCEOは7月25日(現地時間)、22日に米イリノイ州シカゴのグランドパークで開催した「Pokemon GO Fest Chicago」で発生したアクセス問題について説明し、謝罪した。
このイベントには約2万人が参加し、会場では他ではゲットできないレアポケモンや伝説のポケモンとのレイドバトルが楽しめるはずだったが、開始直後からゲームを起動すらできない状態が続いた。
当日はNianticのサーバとネットワークの複数の問題が原因という説明と、参加者全員へのチケット代20ドルの払い戻しと100ドル分のポケコインの提供、「ルギア」の提供などが発表された。
Niantic側の技術的なトラブルでアプリがクラッシュしたりゲームがプレイできなかった問題については、サーバの設定を変更することで解決したが、モバイルネットワークの過飽和によるアクセス問題はなかなか解決できなかったとしている。
イベントの公式パートナーであるソフトバンク傘下のSprintを含む幾つかの通信キャリアは、会場に可動型通信タワー「Cell On Wheels(COW)」を配備して2万人のネットワーク利用に備えたが、従来の設備だけで問題ないと判断したキャリアもあり、ユーザーが利用するキャリアによって、なかなか接続できなかった。Wi-Fiを開放したプロバイダーもあり、それで接続できたユーザーもいた。
「22日はわれわれにとって幸せな日ではなかったが、どんなに厳しいものでもフィードバックを真摯に受け取り、今後も人々とテクノロジー、そして現実世界を革新的な方法で結びつける体験を構築し続ける所存だ」(ハンケ氏)
Nianticは今夏、横浜市のみなとみらい地区を含む世界各地でリアルイベントを開催する予定だ。ハンケ氏は、今回の教訓をこれらのイベントに生かしたいとしている。
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