RSSリーダーは“オワコン”なのか? スマホ・SNS時代の情報収集を考える(1/2 ページ)
ついに、このときが来てしまったか――“とある報告”を目にし、呆然としていると、Twitterでも同士たちの“嘆きの声”が聞こえてきた。
7月24日、ドワンゴがRSSリーダー「Live Dwango Reader」を8月31日に終了すると発表した。2006年にライブドア(現LINE)が「livedoor Reader」としてサービスを開始。豊富なショートカットキーに対応し、その利便性の高さからいくつかあるRSSリーダーの中でも人気が高く、記者自身も約10年愛用し続けてきた。
実は14年10月にも1度サービス終了が発表され冷や汗をかいたものだが、そのときは継続を求めるユーザーたちの声が殺到し、終了を撤回。ドワンゴに譲渡し、今のLive Dwango Readerへと名称を変更して継続してきた。
……からの、サービス終了である。
「この数年で利用者も大幅に減少しており、サービスとしての役割を終えたと考え、終了という判断に至りました」(公式サイトより)
今も毎日欠かさず使っている身としては非常に困るのだが、スマートフォンやTwitter/FacebookなどのSNS、SmartNewsなどのキュレーションアプリの普及で、情報収集の方法が変わってきたことも事実だ。「RSSリーダーって何?」という人もいるだろう。
RSSリーダーは、Webサイトの新着情報を一括管理できるもので、日々情報が流れていくSNSが「フロー型」だとすれば、RSSリーダーは「ストック型」の情報収集ツールともいえる。お気に入りのサイトなどを登録しておけば、元のサイトにアクセスしなくても、日付、タイトル、内容の要約などの更新情報を一括でチェックできる。絶対見逃したくないブログやWebサイトなどを購読したいときに便利なのだ。
いくつもサイトを登録し、こまめにチェックしていないと更新情報はどんどんたまっていく。本の“積ん読”のイメージに近い。「未読エントリ1万件」とあるのを、1日の始まり(もしくは終わり)に少しずつ消化していくのもRSSリーダーの楽しみ方(?)の1つだ(読み切れずに一括既読にするパターンも多い)。記者の場合、利用はもっぱらPCから。スマホアプリも一度試したが、大量の情報を一気に消化するにはやはりPCが向いていると感じた。
もちろん、スマホを使ってSNSやキュレーションアプリで情報収集もしているのだが、「逃したくない情報」が多岐にわたる場合は、RSSリーダーの出番だ。最近はまとめサイトやキュレーションアプリで情報を斜め読みする機会も増えているが、RSSリーダーは元サイトを登録することで、しっかりと「一次ソースに当たれる」ツールでもある。
11年に就職活動をしていたころ、ニュースサイトを運営する企業の面接でよく「普段、何を使って情報収集してる?」と聞かれていた。当時は既にTwitterやFacebookが普及していたが、SmartNewsなどのキュレーションアプリはまだなかった。企業側も、若者がどんなアプリを使っているのか知りたかった面もあるのだろう。
「SNSも使いますが、主にはてなブックマークで話題を探し、livedoor Readerでお気に入りのサイトを巡回します」
こう答えると、大体「イマドキの子もRSSリーダーを使うんだ」と驚かれた。人によっては「硬派だね」と笑う。
「(RSSの)巡回があるので、今日は帰ります」なんて言いながら飲み会をパスしていたころを懐かしみつつ、RSSリーダーがどんな役割を果たしていたのか、いま一度振り返ってみたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
防衛省の「クーラー300台」投稿動画でビックカメラのトラックが注目を集める 同社「販売用の在庫を迅速に提供」
-
2
「文スト」スマホゲーム、きょう告知→あす終了 突然のサ終にユーザー混乱 運営元の廃業で
-
3
ドコモ、ahamoを30→40GBに増量 8月1日から 料金据え置きの新キャンペーン
-
4
“ダサい”不評の「ドコモの銀行」、従来のアプリアイコン選択可能に 「ご意見・ご要望も踏まえ」
-
5
イオンモール熊本のドローン捜索、状況を現場キーマンに聞いた 撮影を阻んだのは……
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
「楽天ドライブ」アプリから「データ漏洩」「ハッキングした」通知? 運営元「緊急調査中」「通知を開かないで」
-
8
「不気味の谷を越えた」? 中国の美男美女型ロボット「U1」話題 286万円から
-
9
光学25倍ズームのソニー「RX10 V」はもう“レンズ一体型α” 1台で何でも撮れそうな万能感に浸れるぞ
-
10
Amazon決算、AWS成長率36.7%で過去18四半期最速に 純利益はAnthropic投資益で大幅増
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR