江戸時代に生まれた漢字書体をリメークしたフォント「真四角書体」を、アイデアスケッチが8月1日に発売した。当時の文字の崩し方を参考にスタイリッシュにデザインしたといい、製品デザインへの利用を想定する。書体の太さ(ウェイト)は、現時点で「Thin」「Regular」「Bold」を用意。各1万6000円(税別、以下同)。
真四角書体は、正方形の中に水平、垂直の直線だけでデザインする江戸文字「角字」から着想を得たという。常用漢字とJIS第一水準をカバーする3155字を収録する(かな、アルファベット、記号は収録しない)。
「『洗練された、スタイリッシュな書体があれば日本語のデザインがもっと増えるのではないか』という思いから開発をスタートした」
より太い書体「真四角書体 Black」も開発中で、8月中をめどに発売予定。Thin、Regular、Boldとの4種類セットは4万8000円(Blackは開発後に後送する)。
アイデアスケッチのWebサイトでは、真四角書体を使った製品デザインのシミュレーションが可能。手ぬぐいやモバイルバッテリー、Tシャツなどに好きな文字を入力でき、気に入ればそのまま購入できる。
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