米Walt Disney Companyは8月8日(現地時間)、2019年に米国でDisneyブランドの動画配信サービスを立ち上げると発表した。
DisneyやPixarの映画やテレビ番組をオンデマンドで提供する会員制サービスになる。まずは2019年6月封切り予定の「トイ・ストーリー4」や「アナと雪の女王」の続編などを独占配信する計画。
これに伴い、米動画配信大手Netflixと2012年に結んだコンテンツ提供契約を2018年末で終了する。Netflixは2019年以降にDisneyが公開するコンテンツを配信できなくなる(日本のNetflixではもともとDisney作品は配信していない)。つまり、例えば2019年5月24日封切り予定の「スター・ウォーズ エピソードIX」は配信できない。
Netflixは7日に、映画原作コミックの出版社Millarworldの買収を発表している。オリジナルコンテンツ強化が狙いだ。
同社はまた、傘下の米スポーツ専門チャンネルESPNのブランドを冠したスポーツ専門動画配信サービスも2018年初頭から開始することも発表した。年間1万以上の野球、サッカー、テニス、ホッケーなどの試合のライブ配信を提供し、MLBやNHLのパッケージも販売する計画という。
これらの新サービスでは、コンテンツ配信システム企業の米BAMTechのシステムを採用する。DisneyはBAMTechの株式を買い増し、同社の75%の株式を保有することも発表した。買収総額は15億8000万ドル。
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