「ボカロ曲」の歌詞を大量に学んだ人工知能(AI)が、“ボカロ曲っぽい歌詞”をひたすら作り続けるサービス「むげんミクうた」が登場した。サイト上の「あたらしくできた歌詞を見る」をクリックするたび、新たな楽曲タイトルと歌詞がAIによって自動生成される。
「初音ミク」開発元のクリプトン・フューチャー・メディアに務めるエンジニア@taikisokさんが、この10年で作られた大量のボカロ曲をAIに学習させ、個人でサービスを開発。8月31日の初音ミク10周年に公開した。
記者が試してみたところ、「風とばたち」「ふるさとつかんでいく」「クシン!ンビーワールド」などのタイトルの楽曲が生成された。歌詞は「吐き捨てていく 見たことない 溢れるカタチが 偶然 ないなら 幸せ」「今でもどれだけこころの理由だとしても」「すれ違っているぼくの時は止まらない」など何となく意味が通るものから、「キレイントのこの歯車は掴んだ聞いて」「私は私なんてありません! 最後に起生しちゃう おの夢の花弁」など意味不明なものまで、さまざまなフレーズ生成された。
@taikisokさんは「お気に召した作品がございましたら、好きに使っていただいて結構です。むしろ本望なのでどんどんご利用ください。その際にはご連絡いただければ嬉しいです」としている。
クリプトン・フューチャー・メディアは、初音ミクの進化に貢献したいエンジニア(音声・VR・AIなど)を募集している。
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