ピクシブが運営する、分散型SNSマストドンのインスタンス(サーバ)「Pawoo」のユーザー数が9月9日午後1時24分に25万人を超えた。8月末からTwitterのアカウント凍結問題でPawooへの移行が進んでおり、その勢いはまだ持続しているようだ。
Pawooは8月28日に20万ユーザー、29日に21万とユーザー数を伸ばしてきた。その背景として、漫画家やイラストレーターのTwitterアカウントが突然閉鎖されてしまう問題への不満がある。WantedlyがDMCAを悪用してTwitterへの投稿を削除した問題も同時期に発生し、Twitterへの不信感が増幅、Twitterライクな機能を持ちながらイラストの許容範囲が広いPawooが移行先として注目された。
漫画家のめんていさんが、それを先導するツイートを行ったのをきっかけとしてTwitterからマストドン(Pawoo)への移行が顕著になった。
詳細は、めんていさんによる寄稿をお読みいただきたい。
Twitter日本法人もこの問題に反応し、Twitter利用規約の改定や調査を行うことを明らかにしているが、信頼回復にはそれなりの時間がかかるだろう。
ピクシブはPawooの20万ユーザー超えを記念し、マスコットキャラクターである白い象を擬人化した「#20歳のパウーちゃん」というイラストコンテストを実施しているが、もう25歳なのでもっと大人びたパウーさんも期待したいところだ。
9月10日はピクシブが運営するpixivが10周年を迎え、9日には10周年イベントが新宿で開催される。
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