4月14日にオープンしたマストドンインスタンス「Pawoo」(パウー)が8月28日午後4時40分頃に20万ユーザーを突破した。想定していた9月より早く、Pawooの管理アカウントは「嬉しい悲鳴です!」とトゥートしている。
ピクシブが運営するPawooは4月27日に10万ユーザーを達成、その後ユーザー数世界一を維持しつつなだらかな成長を続けてきたが、20万達成の最後のひと押しをしたのはTwitterのトラブルだった。
Twitterで漫画家・絵師のアカウント凍結騒ぎが広まった8月26日以降、Pawooへの新規登録は増加しており、27日には3000人が登録。勢いは止まらず20万ユーザーを突破した。
マストドンはTwitterに似たユーザーインタフェースを持つマイクロブロギングサービス。個人から企業まで、インスタンスと呼ばれるサーバを自由に立ててその運営方針を決め、そのインスタンス同志が相互につながる「連合」の仕組みが特徴。ユーザー管理は個々のインスタンスに任されている。
漫画家、絵師などのクリエイターやファンが集まるインスタンスとしてピクシブが運用していることもあり、Twitterでのアカウント凍結を恐れたり、保険として入っておこうと考えたクリエイターやそのファンたちがPawooに流れ込んでいるようだ。Pawooに移行することもメリットを簡潔に説明しためんていさんのツイートの影響力が大きかったとPawoo関係者も分析している。
時期も周辺状況も異なるため比較にはならないが、mixiは2004年3月にサービスをオープンし、同年11月25日に20万ユーザーを突破した。
Twitterでは「絵師の排除はあり得ない」と対応を表明している。
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