台湾HTCは11月13日(現地時間)、中国の北京で開催した「Vive Developer Conference」で、7月に予告していた中国市場向けスタンドアロン型VRヘッドセット「Vive Focus」を発表した。具体的な発売日や販売価格はまだ発表していないが、年内に中国のViveportで発売の見込みだ。
Vive Focusの主なスペックは、プロセッサは米QualcommのSnapdragon 835、ディスプレイはAMOLED、内蔵センサーにより6DOF(前後、左右、上下、ピッチ、ヨー、ロール)の認識が可能で、外部センサーは必要ない。HTCのVive向けコンテンツストア、「Viveport」のアプリやコンテンツを利用できる。
米GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」ではなく、同時に発表した独自のオープンなVRプラットフォーム「Vive Wave」を搭載する。
Vive WaveのSDKにより、開発者はスタンドアロンのVRヘッドセットだけでなく、スマートフォン搭載型もサポートするコンテンツを開発できる。同プラットフォームはUnityとUnrealのプラグインにも対応する。
既に35以上のコンテンツ開発者が同プラットフォームのためのコンテンツを開発しており、中国の12のハードウェアメーカーが、Vive WaveとViveportの自社製品でのサポートを表明している。
なお、GoogleのVR責任者によると、HTCはDaydream搭載スタンドアロンVRヘッドセットは発売しないという(別記事)。
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