メガネスーパーが、アイケアに特化した「次世代型店舗」としてメガネスーパー高田馬場本店をリニューアルし、11月23日にオープンする。昼夜の明るさの違い、ドライアイを考慮した視力検査が行える機器や、目の疲れを軽減するリラクゼーションサービスを提供する。同社の星崎尚彦社長(崎はたちさき)は「家族や友人にも紹介したくなるような店作りを目指す」とする一方、こうした店舗作りがオンラインでの施策にも役立つと話す。
近年、Web上で眼鏡の試着シミュレーションができる「バーチャルフィッテング」や、オンラインショッピングの機会が増えてきているが、星崎社長は、使い方やフィット感などを実際に店舗で確認する必要があると強調する。「店舗とオンライン、どちらかに比重を置くわけではなく、ネットで見た情報などを“体験して確認できるお店”を作る必要がある」
「もちろんオンラインでできることもある。そのためにはカルテのように、まずリアルな店舗でお客さまの基礎的な情報を集める必要がある」(星崎社長)
店舗でのリラクゼーションサービスの提供は、流行しているVR(仮想現実)サービスともマッチするという。星崎社長は「(VRなどで)目が疲れた人たちがリラックスするために来店するといった需要も考えられる」と説明する。
一方、メガネスーパーは17年5月に100%子会社のEnhanlabo(エンハンラボ)を立ち上げ、VRなどで利用できるウェアラブルデバイス「b.g.」(ビージー)を開発し、17年冬に量産モデルを発表すべく準備を進めているという(関連記事)。
星崎社長は「b.g.に他社のアプリケーションを載せてもらうなど、われわれの可能性もVRによって広がっていくと考えている」と話した。
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