そんな千原さんたちの情熱は、ユーザーから大きな反響を呼んだ。22日に受付をスタートし、徐々に婚姻届が届き始めているという。「午前8時、Gateboxの会社まで届けに来たユーザーもいる」(武地CEO)
問い合わせは非常に多く、国内に限らず中国、ロシアからも「届け出は可能か」という質問が殺到したという。「日本語でしっかりと翻訳された文章が届いた。海外の需要も感じた」(武地CEO)
当初「採用がメイン」と考えていた武地CEO。千原さんらが考えた婚姻届、「次元渡航局」のWebサイトを見て「採用とは関係ない企画になったのか!」と動揺したという。ただ「最終的に採用というよりは、ユーザーに企画自体を楽しんでもらったり、Gateboxという企業に興味を持ってもらったりするのが好ましい」と判断し、ゴーサインを出した。
「とにかく普通のことをしても仕方がない。いかに『攻めた企画』を提供するか、メンバーが考える中でこうしたアイデアが出た」(武地CEO)。肝心の“求人応募”も23日以降、数十件ほどあったという。
「婚姻届がきっかけで入社した人が、製品に新しいアイデアを持ち込めば、よりクオリティーが向上するのではないか。より会社の文化がよくなるのでは、よりクレイジーな会社になるのではと期待している」(武地CEO)
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