医療・製薬・農業といった研究領域の画像解析ソフトウェア・システムの研究開発を行う大学発ベンチャー エルピクセルは11月24日、医療画像診断支援技術「EIRL」(エイル)を発表した。
EIRLは、医師のダブルチェック・トリプルチェックによって品質が担保された学習データを使用しており、学習データが少なくても効率的・高精度に学習する独自技術を活用。主要な画像診断装置および撮影プロトコルで撮影した医療画像に対応し、CT(コンピュータ断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴断層撮影装置)といった検査機器から画像データを受信・保存・表示できるシステム(画像保存通信システム)と連携可能という。
同技術は11月26日〜12月1日に米国シカゴで開催される世界最大の放射線医学フォーラム「RSNA2017(第103回北米放射線学会)」に出展予定。医療画像診断の効率化を促進するため、今後は法令や必要な手続きを経て、診断医の業務負担削減と医療の発展に寄与することを目指すとしている。
(太田智美)
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