パナソニックは11月27日、学習データ量に応じて最適なモデルに変化する教師無し機械学習技術を開発したと発表した。同技術を適用することにより、これまで専門家の介在が必要であったチューニング(モデルの調整)プロセスを大幅に削減できるという。
この技術は、家電・住宅・自動車・B2Bソリューションといった、大量の学習データを集めるのが難しい領域にAI(人工知能)を利用するために開発。同社の主要事業領域であるこれらの分野において活用したいとしている。
同成果は、北海道大学大学院情報科学研究科 有村博紀教授、喜田拓也准教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科 佐藤一誠講師の共同研究によるもの。AI技術における国際学会「NIPS2017(Neural Information Processing Systems)」にも採択された。
(太田智美)
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