米Facebook傘下のInstagramが、Instagram内のプライベートなシェア機能「ダイレクト」を独立させた単体アプリのテストを開始した──。米The Vergeが12月7日(現地時間)、Instagramのプロダクトマネジャー、ヘマル・シャー氏による解説を添えてそう報じた。
ダイレクトは、2013年12月にInstagramアプリに追加された、写真や動画を指定した個人やグループとのみシェアできる機能。2016年11月には、消えるダイレクトメッセージ機能が追加され、メッセージングツール的な傾向が強くなっていた。
ダイレクトの単体アプリ化は、FacebookがFacebook Messengerを単体アプリ化した流れに似ている。ユーザーは当初、Messengerのメインアプリからの分離に批判的だったが、今ではMAU(月間アクティブユーザー数)13億人を超える人気アプリになっている。同社はMessengerでも広告を表示して収益化している。
シャー氏は「ダイレクトをカメラファーストな単体アプリにすれば、最速で最もクリエイティブな、プライベートな交流の場にできる」と語った。
ダイレクトアプリをインストールすると、Instagramのメインプリの受信箱はなくなり、プライベートなシェアはすべてダイレクトアプリ内で完結する。
ダイレクトアプリのテストはまずはチリ、イスラエル、イタリア、ポルトガル、トルコ、ウルグアイで実施する。
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