米Facebook傘下のInstagramは11月21日(現地時間)、Instagramの2つの新機能を発表した。「ストーリー」でのライブ動画配信と、「ダイレクト」での消える写真・動画だ。
Instagramのストーリーは、Snapchatのストーリー同様に、写真や動画をスライドショー形式で表示する機能。コンテンツは投稿後24時間で自動消滅する。このストーリーのコンテンツの1つとして、ライブ動画を投稿できるようになった。ライブ動画も24時間で消滅する。
投稿するには、フィード画面で右スワイプしてカメラを開き、「ライブ動画を開始する」ボタンをタップするだけ。ライブを開始すると、友達にプッシュ通知が送られる。友達からのコメントを画面に表示できるが、コメントをオフにすることも可能だ。
フォローしている人がライブを開始すると、フィード画面のストーリーのサムネールに「LIVE」バッジが付く。これをタップするとライブ動画を視聴できる。「検索」タブに表示される「Top Live」をタップすると、フォローしていない人のライブ動画も視聴できる。
この機能は向こう数週間かけて全ユーザーに“ローリングアウト”中だ。
ダイレクトは、写真や動画を指定した個人やグループとのみシェアできる機能。新機能で、Snapchatのように開くと消える写真あるいは動画をシェアできるようになった。
消える写真/動画をシェアするには、作成したコンテンツを「新規投稿」→「ダイレクトメッセージ」で選んだ宛先に送信する。宛先は個人、グループ、複数の個人を指定できる。
消えるダイレクトメッセージを見るには、フィード画面の右上に表示されるようになる紙飛行機アイコンをタップする。消えるメッセージは、受信タブの上部に並ぶ。青いリングが付いているメッセージをタップすると見られる。グループ内のダイレクトメッセージの場合は、先にそのメッセージに返信した他のユーザーのメッセージもスライドショー形式で閲覧できる。見終わった消えるダイレクトメッセージは一覧で薄い表示に変わり、これをタップすると自分もレスポンスを返せる。公式ブログで紹介している例は、グループで“変顔”10秒動画を見せ合うものだ。
この機能は同日、世界でローリングアウトを開始した。
Instagramによると、ストーリーは毎日1億人以上が利用しており、ダイレクトは毎月3億人が使っているという。
同社のケビン・シストロムCEOはストーリー立ち上げ時、Snapchatとの類似性を指摘されたインタビューで、他のアプリの優れたフォーマットを採用して改善するのは良いことだと語っている。
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