トヨタ自動車とパナソニックは12月13日、電気自動車(EV)などに向けた車載用電池の事業で協業を検討すると発表した。業界ナンバーワンの車載用電池の実現を目指し、資源調達やリユースなども含め、具体的な内容を検討するとしている。
トヨタは、世界初の量産HV「プリウス」を1997年に発売するなど、車両電動化技術などでノウハウを蓄積。パナソニックは、車載用リチウムイオン電池事業を重点事業の1つと位置付け、各自動車メーカーに提供している。両社の知見を生かし、EVを含む電動車の一層の普及を目指す。
トヨタの豊田章男社長は会見で「今回の協業は、今よりも豊かで楽しいモビリティ社会を実現に向けたもの。日本で生まれた両社がEVをリードしていくという思いを形にした」と話す。
パナソニックの津賀一宏社長は「次の100年はこれまでの100年と比べものにならない変化がある。当社が培ってきた強みを生かしながら、チャレンジャーとしてのマインドを持ってEVの普及に貢献していきたい」としている。
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