宇宙ベンチャーのPDエアロスペース(愛知県名古屋市)は、2019年に無人宇宙機を高度100キロメートルの宇宙空間に到達、帰還させるため、新型エンジンと機体の開発を進める。同社は5月31日、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)などから総額5.2億円を調達したと発表した。H.I.SはPDエアロスペースと協業し、宇宙旅行と宇宙輸送の事業化を目指す。
PDエアロスペースは、16年末に資本提携したH.I.S.とANAホールディングスの増資に加え、H.I.S.グループのハウステンボス、みずほキャピタルなどから5.2億円を調達。開発拠点の拡張、体制強化に充てる。
出資するハウステンボスは、主力であるエンタテインメント事業に生かすためコンテンツを開発するなど、協業を視野に入れた可能性を模索する。
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