「G Suite」に休暇中の会議への参加を自動的に断る機能 digital wellbeingの一環で

[佐藤由紀子，ITmedia]

　米Googleは6月27日（現地時間）、企業向けグループウェアスイート「G Suite」の「Googleカレンダー」に「ditigal wellbeing（デジタルでの健康）」のための新機能を追加したと発表した。休暇や設定した就業時間外に会議への招待が来ると、自動的に参加を断る。

　休暇の入力は、カレンダー上の休む日をクリックすると表示されるカードで「Out of office」を選び、不在の日程を入力し、タイトルと会議を断るメッセージを入力する（初期設定でメッセージのサンプルが用意されている）。

休暇の設定

カレンダーにオフィスにいないと表示される

　誰かがこの日程にユーザーを会議に招待しようとすると、用意したお断りメッセージが表示される。

　休暇だけでなく、就業時間外でも同様。G Suiteのカレンダーではこれまでもウィークデーの就業時間を設定できたが、今後は曜日ごとに時間を設定できる。例えば毎週水曜日は早く帰ってジムに行く、などという場合に便利だ。

曜日ごとに就業時間を設定できる

　この機能はすべてのG Suiteユーザー向けに数日かけてローリングアウトしていく見込み。

　Googleは「Google I/O 2018」でYouTubeやAndroid Pでのditigal wellbeing機能を紹介している。