タイ北部の洞窟で遭難した13人は7月10日夜(現地時間)、全員救出された。海外からのボランティアとタイ海軍で結成したチームは残りの5人を救出。全員命に別状はないという。
タイ海軍は公式Facebookページで、「これが奇跡なのか、科学の勝利なのか分からないが、とにかく13人は洞窟から救出できた」と投稿した。
救出用のミニ潜水艦を空輸し、自らも現場に行った米起業家のイーロン・マスク氏は「安全に救出できたのは素晴らしいニュースだ。突出した救助チームを祝福する」とツイートした。
マスク氏のミニ潜水艦は救出2日目に現場に到着したが、最終的に今回は使われなかった。作戦を指揮していたナロンサク・オソテタナコーン氏は英BBCに対し、「あの装置は技術的に洗練されてはいるが、洞窟に入るわれわれのミッションには適さない」と語った。
マスク氏はこれについて、オソテタナコーン氏は専門家ではないと指摘し、実際に救助チームを統括していたという英国人ダイバーのディック・スタントン氏とのメールのやりとりのコピーをツイートした。また、ミニ潜水艦は洞窟内の動画や実際にもぐったダイバーとの話し合いに基づいて作ったので、洞窟での使用が可能なはずだと主張した。
いずれにしても、今後のためにミニ潜水艦は現地に置いていくという。また、この装置は水中や有毒ガスのある環境などで患者を搬送するのに役立つとツイートした。
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