米Qualcommは7月26日(現地時間)、オランダの半導体大手NXP Semiconductorsの買収を取りやめたと発表した。両社が買収の条件として定めていた期限(ニューヨーク時間の7月25日午後11時59分)までに中国独禁当局であるSAMRからの承認が得られなかったため。
Qualcommは2016年に440億ドルでのNXPの合併買収を発表したが、欧州と中国の規制当局が両社に対し、圧力をかけていた。欧州は後に調査を終了したが、SAMRは承認していなかった。
QualcommはNXPとの取り決めの下、NXPに違約金20億ドルを支払った。同社はまた、300億ドルの自社株買いの実施を発表した。
Qualcommのスティーブ・モレンコフCEOは発表文で「当社の技術リーダーシップと規律ある実行力は、株主のための重要な価値創造を推進すると考えている」と語った。
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