茨城県つくば市は、マイナンバーカードとブロックチェーンを活用したネット投票の試みを、国内で初めて行う。革新的な技術を活用した実証実験を支援する「つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業」の最終審査に導入。署名用パスワードのあるマイナンバーカード保有者なら、8月下旬につくば市内で実施される投票に参加でき、気に入った企画に1票を投じられる。
「つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業」は、人工知能(AI)やIoT(Internet of Things)、ロボットなどの社会実装に向けた実証実験を、市内のフィールドを活用して実現してもらう取り組み。13件の企画が最終審査に進んでおり、審査員5人の審査結果と、一般投票の結果を合わせて採択5企画を決める。
8月20日に「期日前投票」をつくば市役所本庁舎1階で、28日に「本投票」をつくばカピオホールで受け付け。マイナンバーカードのリーダー付きPCを投票会場に用意し、会場を訪れてリーダーにカードをかざして本人認証すれば、1人1票投票できる。つくば市民以外でも参加が可能だ。
ブロックチェーンを活用することで、投票内容の改ざん防止や秘匿性を確保。選挙プラットフォーム開発などを手掛けるVOTE FORのシステムを活用したという。
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