ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >
ITmedia AI+ AI活用のいまが分かる

混雑する場所の熱中症リスク、AIが予測 ヤフーと東京都が実証実験

» 2018年08月01日 11時14分 公開
[ITmedia]

 ヤフーは8月1日、東京都と共同で、イベント会場など混雑する場所の熱中症リスクをAI(人工知能)やビッグデータを使って予測する実証実験を都内で始めた。東京五輪・パラリンピック開催を見据えた都の熱中症予防対策への活用や、ヤフーでのサービス化を目指すとしている。

photo 実証実験のイメージ

 環境省が公開している暑さ指数(WBGT)などのデータと、ヤフーが保有する位置情報ビッグデータをもとにした混雑情報を活用する。AIがデータを解析し、約125メートル四方のエリアごとに熱中症リスクを予測する。

 混雑情報は暑さ指数の上昇要因になると考えられるため、双方を掛け合わせたデータを使うことで、イベント会場やその周辺など、エリアごとにピンポイントで高精度な予測が可能になるという。

 都が東京五輪・パラリンピック開催に向けて熱中症の事前対応を目指す「熱中症予測実証実験」の取り組みの1つとして実施する。

特集:CoolTech! - 猛暑を乗り切るテクノロジー

2018年の日本列島を襲う猛暑。今こそテクノロジーの出番です。特集「CoolTech!」では、IT・テクノロジーの力で猛暑に立ち向かうための記事をお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.