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企業のチャットbot導入を手助け 応答内容のテンプレート、空色が提供

» 2018年08月01日 16時19分 公開
[ITmedia]

 ITベンチャーの空色(東京都品川区)は8月1日、チャットbotを用いたWeb接客システム「OK SKY」で、自動応答シナリオを構築しやすくする新サービスを始めた。従来は企業がチャットbotの応答内容を独自に考える必要があったが、利用データに基づくテンプレートを提供し、導入時の負担を減らす。

 OK SKYは、日本IBMのAIシステム「IBM Watson日本語版」を使ったチャットbotサービス。自動応答と人による回答を組み合わせ、ECサイトなどでオンライン接客を行える。

 新サービスでは、オンライン接客のチャットログ約2000万件を蓄積した空色のDMP(Data Management Platform)を活用し、用途ごとのテンプレートを用意。企業に合わせてチャットbotの応答内容データを提供し、安価でスムーズな導入を支援する。

テンプレ AIを使い、チャットbot構築を助けるAIテンプレートを用意

 Webサイト上でのQ&Aサービス、店舗・イベント会場内での案内サービス、ECサイト内での商品検索サービスなど、利用シーンに合わせたメニューを用意。例えばアパレルECサイトの場合は、顧客・商品情報と連携して配送や入荷状況をチャットで回答したり、ユーザーにコーディネートの提案をしたりもできる。

チャット チャットbotが応答

 同社は「企業がチャットbotを導入する際、これまではどんな返答をさせるかを考える必要があり、導入費用も高額だった。DMPを基にしたテンプレートを使うことで、安価でスムーズな導入が可能になる」としている。

 シナリオテンプレートの価格は月額20〜100万円。

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