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» 2018年08月22日 10時54分 公開

TwitterとFacebook、イラン出自の不正アカウントを大量凍結/削除と発表

TwitterとFacebookがほぼ同時に「イラン出自の不正アカウントやページを大量に凍結/削除した」と発表した。両社とも、こうした戦いは他社や法執行機関との協力が必要だとしている。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは8月21日(現地時間)、652件のページ、グループ、アカウントを削除したと発表した。いずれもイランおよびロシア出自で、組織的に不正行為を行っていたとしている。これらのページやアカウントを作った組織は、Facebookだけでなく、複数のネットサービス上で、中東、中南米、英国、米国のユーザーを標的にしていたという。

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 同社は、ユーザーの信頼に応えるため、こうした取り組みを継続しているという。だが、敵も意志強固で世故にたけており、リソースもあるので、この軍拡競争で先を行くためには技術や人の強化に加え、法執行機関やセキュリティ専門家、他社との協力が必要だと説明する。

 同日、米Twitterは公式Twitterアカウントで「業界の仲間と協力し、組織的な不正を行っていた284のアカウトを凍結した。アナリストによると、これらのアカウントの多くはイラン出自だ。われわれは他社や法執行機関と協力している。われわれの目標は、こうした不正行為の調査に協力し、可能なかぎり透明性を保つことだ」とツイートした。

 Facebookはこれらの不正ページやアカウントを登録している「Liberty Front Press」という組織について、セキュリティ企業のFireEyeから7月に報告を受けた。Facebookが調査したところ、独立組織だとしているこの組織が、イラン政府のメディアとつながりがあることが判明した。

 これらのページは出自を隠し、他国の政治的問題について国を分断するようなコンテンツを多数投稿していたという。

 削除したロシア関連のページについては、米連邦政府がロシアの軍事情報サービスとつながりがあると指摘したもので、イランのページやアカウントとは直接関連はないという。ロシア関連の調査では、米法執行機関と密接に協力しており、現在も進行中なので詳細は公表しないとしている。

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