店舗の奥は吹き抜けとなったアトリウムで、韓国初のApple Store「Apple Garosugil」にも設置された、高さ約3m、幅約6mの自立型6Kビデオウォールが設置されている。
相当な機材と熱処理のためか、厚さは約70cmもある。
ビデオウォールの前に、自由に持ち運びできるイスが置かれた「フォーラム」と呼ばれるイベントスペースが設置されている。
フォーラムに置かれている木製のボックス型椅子の中には、PUレザー製の四角い椅子と、丸いボールのどちらかが収納されている。
床は、Apple 新宿と同じ、日本の石材が持つやわらかな表情を再現した石目調の人工大理石が採用されている。
また、天井照明の四隅に監視カメラとモーションセンサーが設置されていた。非常に小型化されているが、これでフロア全体を見渡せるようだ。
Apple 京都は3階構造となっていて、2階に上がる階段は、Apple Garosugilでも導入されていた、Steve Jobs Theaterのメインホールに降りる階段と似たデザインが採用されている。
Town Squareの特徴としては、ガラス階段ではなくなったという点も挙げられる。
2階は、Macの展示や、iPhone契約テーブルに加え、Today at Appleを行うワークショップテーブルや、Genius Grooveなどのサービスを受けるためのフリーテーブルが設置されている。
建築資材好きの方にお勧めなのが、吹き抜けと2階フロアを分けている3枚の合わせガラス壁だ。
これだけの厚さがあるガラスを3枚合わせた構造なのにも関わらず、もの凄い透明度がある。
独seele製のガラスで、反射率と手で触れても良いように磨きがかけられている。
2階の外壁面側には、和紙と木材を使った障子風の間接照明壁が設置されている。
また、アメリカの一部旗艦店にのみ設置されている長さ6メートルもある長いテーブルが設置されていた。
繋ぎ目がない構造のようで、これを店内に設置するのは、相当大変だったと思われる。
椅子が配置されているテーブルには、Apple Union Squareから導入された電源コンセントと有線LANケーブルコネクタが静電センサーで開閉する機構が導入されていた。
これまでとは違い、Today at Appleのためか、新しくHDMI端子が2個追加されている。
Apple 新宿と同様に有線LANを利用することが可能。
Apple 京都には、3階フロアに、日本初の法人向け商談スペース「BOARDROOM」が設置されている。
このBOARDROOMは、Apple Storeのビジネスチームと商談するためのスペースで、法人として事前予約することで使用することが可能。
韓国Apple Garosugil店にも設置されていたのと同様に、Appleの新本社「Apple Park」で使用されている、デザイナーの深澤直人氏をアートディレクターに迎えたマルニ木工の製品「HIROSHIMA」をベースにしたアームチェア、ダイニングテーブル、サイドボード、ツーシーターソファのレザー版など特注品や、Carl Hansen & SonのラウンジチェアCH25が置かれていた。
これらは、Apple Parkの取締室と同じものが設置されているそうだ。
京都で活躍する三重野龍氏によるiPad Pro (10.5-inch) を使ったToday at Appleのセミナーも開催されるそうで、そのショートバージョンが行われた。
京という文字を使い、色々なアイデアを加えてアートを学ぶ楽しい内容だった。
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