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» 2018年08月24日 13時10分 公開

ニコンは「Zマウント」でカメラの王道を行く(2/4 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]

タッチ&トライでZ 7を触ってきた

 では具体的な機種の話を。

 ボディはZ 6とZ 7の2モデル。

 見た目は同じ。

 違うのはセンサーの画素数とAFポイントの数だ。

 上位機のZ 7は4575万画素と高画素モデルで、Z 6は2450万画素とスタンダードモデル。AF測距点はZ 7が493点なのに対し、Z 6は273点と少なめだ。

 ISO感度は画素数が少ないZ 6の方が高くて、最高ISO51200。対してZ 7はISO25600だ。

 そして違うのは価格と発売日。

 上位機のZ 7は一足早く9月下旬発売で実売価格は40万円前後、Z 6は11月下旬と発売が遅く実売価格は27万円前後(いずれも税別)。

 悩ましいところですな。

 今回、タッチ&トライで1人1台ずつZ 7と24-70mm F4のセットを借りて自由に撮ることができたので試してみた。

ニコン Z 7と「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」。ストラップも「Nikon Z」。

 実際に撮影してみた感じだが、ボディは小さいけどグリップはすごくいい。

 構えたときの安定感はさすがニコンという感じだ。

ニコン Z 7を構えるジェットダイスケ氏

 ファインダーは当然EVFだが、これは約369万ドットの有機ELパネルを採用。ファインダー倍率が約0.8倍と大きく、すごく見やすい。しかも、にじみや歪みもなく周辺までしっかり見える。

 一眼レフを長く作ってきたニコンとしてはファインダーへのこだわりがあり、今回のEVFは自信をもって出せる出来だという。やはり光学ファインダーじゃないと……と思っている人は一度覗いてみるとよいかと思う。

ファインダーにiPhoneを押し当てて撮ってるのでクオリティは分かりづらいけど、大きくてレスポンスもよく、不自然さもあまりない

 背面のモニターはチルト式でタッチパネル搭載。

背面モニターはバリアングルではなくチルト式で上下に動くタイプ。画面デザインは「Nikon 1 V3」っぽい

 タッチAFは便利だが、タッチパッドAFには未対応でそれは残念なところだ。その代わり、スティック(サブセレクター)を使ってAFポイントを移動できる。

 全体にニコンの一眼レフに準拠した操作系だが、フォーカスモードセレクターやレリーズモードダイヤルの2つがないのは残念。

 上面には小さいながら表示パネルがあり、その横に電子ダイヤルがある。露出補正ダイヤルはないが、そもそもニコンの一眼レフは露出補正ダイヤルを持たない(露出補正やISO感度はボタンを押しながらダイヤルを回す)ので通常通りだ。

上面。小さな表示パネルを持っている。左肩には撮影モードダイヤル。露出補正・ISO感度ボタンの並びは「D850」などと同じで、ボタンを押しながらダイヤルを回す
正面から。マウントの横にFn1とFn2キーがある

 操作には多少の慣れやカスタマイズが必要になりそうだが、ほどよく深いグリップやボディが軽くコンパクトになったことによる携帯性、シャッターの感触など長年カメラを作り続けてきたニコンならではのモノとしての安定感を感じる。

グリップ周りのデザインは同社の一眼レフを継承。グリップはほどよく深くて握りやすい。グリップの赤いラインは側面に

 評価が難しいのは記録メディア。

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