ソフトバンクとヤフーが設立したPayPayは9月5日、中国で広く普及している決済サービス「Alipay」と連携すると発表した。今秋に提供を始めるPayPayの加盟店でもAlipayを利用できるようにし、中国人観光客の来店を促すことで、インバウンド消費を取り込む考えだ。
PayPayは(1)店舗側が表示するQRコードを利用者がスマートフォンなどで読み取るか、(2)利用者が提示したQRコード、バーコードを店舗のレジで読み取る、といういずれかの方法で決済できるようにするが、Alipayは(1)の方式で連携する。利用可能な店舗には、Alipayのマークが付いた「PayPayコード」を設置する。
PayPayは、ソフトバンクとヤフーが6月に共同設立した。一方、Alipayは、中国AlibabaグループのAnt Financial Services Groupが提供しており、中国国内のアクティブユーザー数は6億人以上という。
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