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リスク管理が資産運用で最も重要なワケ THEOに聞くお金のデザイン中村社長に聞く(2/4 ページ)

» 2018年10月23日 16時22分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 地域だけでなく投資対象も分散がおすすめだ。「投資対象は株式もあれば債券もあれば、不動産もある。どれに投資したらいいか? これも全部に投資をできたらいい。株式が上がると債券は上がらないとか、株式が上がると債券は調子がいいとか、いろいろな資産に分散することによってリスクヘッジになる。資産ごとの相関係数が高くならないように分散投資をするといい」

 複数の資産に分散投資することで、世界の経済成長にともなった資産増加を享受できるとともに、リスクを低下させることができる。例えば、一般的に株式と債券は逆の動きをするといわれており、両方の資産を持つことで上がり下がりを打ち消し合い、リスクを低下させることができる。※ある資産の価格が上がると、もう一方の資産の価格も上がる場合、相関係数が高いといい、逆に逆の値動きをする場合を相関係数が低いという。相関係数は1〜−1の値で表され、1の場合は価格の動きが完全に一致、0の場合は無関係、-1の場合は完全に逆に動くことを示す。

 では、各資産をどんなバランスで持つのがいいのだろうか? THEOは、5つの質問に答えることでその人に最適な資産のバランスを提案。お金を入金すると、それに沿って30種類以上のETFから適切な配分で買い付けてくれる。

「THEO」が投資対象とするETF。随時見直しをかけているという

 ネット証券などを使い、自分で必要なETFを購入することも可能だが、少額の購入だと手数料がかさむ。THEOは1万円から投資でき、そんな少額でも分散投資できるのが特徴の一つだ。

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