ソフトバンクグループの“10兆円ファンド”「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が、動画共有アプリ「TikTok」を運営する中国ByteDanceに出資した。ソフトバンクグループが11月5日に発表した、2018年4〜9月連結決算の資料で明らかにした。出資額・時期は非公開。
TikTokは、若者を中心に人気のスマートフォンアプリ。音楽に合わせて口パクする様子などを自撮りし、15秒ほどのショートムービーを作成・投稿できる。運営元のByteDanceは、世界有数のユニコーン企業(企業評価額が10億ドル超の非上場企業)で、企業価値は700〜750億ドルとも報じられている。
ソフトバンクグループは、同ファンドを通じて各業界のナンバーワンの企業に相次いで出資し、グループに加える「群戦略」を掲げている。9月30日時点で、投資先は38社、累計取得価額は281億ドル、公正価格は358億ドルとしている。
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