情報アプリを提供するGunosy(東京都港区)は11月15日、スポーツ専門ニュースアプリ「グノシースポーツ」(無料)のiOS版を11月末に提供すると発表した。10月から先行配信していたAndroid版も同時期にアップデートする。
キュレーションアプリ「グノシー」内にあった「スポーツタブ」は残したまま、新アプリとして提供。グノシーアプリ同様、機械学習を使った独自のアルゴリズムを搭載し、各ユーザーの興味関心に合わせたニュースを提供する。
野球、サッカー、バスケットボール、テニス、ゴルフなどさまざまなスポーツの情報を提供するのはグノシーアプリと同様だが、お気に入りのチームを登録すると、データスタジアムのデータと連携した試合速報を確認できたりと、コアなスポーツファンの需要にも応えられるように仕上げたという。
グノシースポーツを開発した大曽根圭輔さん(執行役員 メディア事業本部 グノシー事業部 部長)は「2020年の東京オリンピックに向け、まずはグノシーアプリ内でも需要の高かったスポーツを切り出した」としている。
同社はグノシーアプリでの新規ユーザー獲得に伸び悩み、エンタメやスポーツなど人気のあるジャンルを別アプリとして切り出す“バーティカル戦略”を打ち出していた。
大曽根さんは「スポーツはグノシーアプリでの人気の高いジャンルで、毎日試合があるので記事の供給も安定しており、これまでの手法(機械学習)の延長線上で提供しやすい」と説明する。
しかし、機械学習でニュースを提供しているため、先行配信していたAndroidではスポーツに関係ないニュースが混ざるなど改善すべき課題も見られたという。
「どこまでをスポーツの話題として提供するかは難しいですね。例えばいまだと相撲のニュース。元貴乃花親方の話題をどこまでスポーツニュースとして扱うべきかは考えないといけないですね」(大曽根さん)
今後も新アプリのリリースを控えているという。アプリのラインアップを増やし、ユーザー数を底上げしながらメディア事業の拡大を図る方針だ。
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