米Googleは11月14日(現地時間)、AIアシスタント「Googleアシスタント」の幾つかの新機能を発表した。その中で、日本でも対応するであろうブロードキャストへの返事、ポッドキャストの速度変更、時計アプリとの連携を紹介する。
「ブロードキャスト」とは、Google Homeシリーズにメッセージを入力すると、同じWi-Fiネットワーク内のすべてのGoogle Homeシリーズのスマートスピーカーあるいはスマートディスプレイでそのメッセージが再生される機能。同じアカウントでログインしているAndroid端末からもメッセージを送ることができる。例えば、「OK Google、ブロードキャスト。ごはんができたよ」と言うと、家中のGoogle Homeシリーズで「ごはんができたよ」と再生される。
これに対し、スマートスピーカーあるいはスマートディスプレイから返事を返せるようになる。返事は音声だけでなく、テキスト化されるので、出先のスマートフォンでブロードキャストした返事をテキストで読むことも可能だ。この機能は“数週間中に”有効になるとしている(米国の場合)。
日本語ではまだGoogleアシスタントにポッドキャストの再生を命令できないが、バイリンガルモードに設定していれば、英語で「play the podcast」と命令すると登録してある未再生のポッドキャストを再生する。
再生中に、「play at twice the speed(倍速で)」や「play faster(もっと速く)」と言うことで再生速度を変えられる。この機能は既に利用できる。
「ルーティン」は、例えば「OK Google、おはよう」と言うだけで点灯、天気予報やニュースの読み上げ、朝に向く音楽の再生などの一連の(あらかじめ設定した)タスクを実行する機能。これがAndroidの「時計」アプリと連携するようになる。この機能は“今週中に”ローリングアウトするという。
例えばAndroidの時計アプリで朝5時にアラームを設定している場合、アラームをスヌーズあるいは解除するとルーティンが開始するように設定できるようになる。また、ルーティンを時計アプリでカスタマイズできる。
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