トレンドマイクロのiOSアプリがApp Storeで公開停止になった件で、同社は11月19日、「ウイルスバスター モバイル」(iOS版)の提供が再開されたと発表した。同アプリを含めると、20日時点で8種類のアプリが公開中だ。
公開を再開したウイルスバスター モバイルでは、「コンテンツシールド」機能が使えなくなった。Safari以外の任意のブラウザ上か、アプリ内ブラウザ上でWebサイトを閲覧する際、サイトコンテンツのフィルターやアクセス制限を行えない。「VPNの使用に関するAppleのポリシーに準じた」(同社)という。
トレンドマイクロのアプリを巡っては9月ごろ、ユーザーのブラウザ履歴を抽出していることが話題に。そうした中、AppleがiOSとMacの一部アプリを公開停止にした。トレンドマイクロは「データの収集・使用を(Webサイト上で)明示的に開示している」と説明していたが、一部のMacアプリでは明示していない時期があった。
20日時点で公開停止中のiOSアプリは、個人向けの「Jewelry Box」「ライトクリーナー/ライトクリーナーLE」、法人向けの「Trend Micro Mobile Security」。
トレンドマイクロ、一部のiOSアプリ配信再開
トレンドマイクロ、「Appleとの見解の相違」によりアプリ再公開に遅れ
トレンドマイクロ、一部のMacアプリで「ブラウザ履歴の収集」明示なし
ウイルスバスターなど、App Storeから消える トレンドマイクロは確認中
Trend MicroのアプリもApp Storeから削除、ブラウザ履歴抽出の指摘受けCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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