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じっくり写真を撮りたい人に ちょっと大きめ中判デジカメ、富士フイルム「GFX 50R」荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/5 ページ)

» 2018年12月27日 08時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 GFX 50Rは顔検出に加え、瞳検出機能も持っている。被写界深度が浅いので瞳検出は必須機能といえる。

瞳検出AFを使って横顔を。ちゃんと手前側の目にフォーカスが来てて助かる。ほんと、開放だとピントが浅いから(110mm 1/500秒 F2 ISO200)

 AFは、レンズが大きいことや像面位相差センサーを持たない(コントラスト検出AF)こともあって速くはないが、そもそもこのカメラ自体速写性を重視する製品じゃないので、不満ってことは特にない。

 連写も秒3コマだが、そもそも高速連写するカメラじゃないし。

 続いて標準レンズで撮った写真も。

63mm F2.8。35mm判換算だと50mm相当になるのでまさに標準レンズ
雨が降りそうな曇天下だったが、肌色がナチュラルで気持ちいい。フォーカスもちゃんと瞳にきてるし、ボケ具合も滑らかだし(63mm 1/160秒 F2.8 +1 ISO200)

 さらにいくつかのシーンをいくつかのレンズで撮ってみた。高画質を味わうべし。

63mmレンズの絞り開放で豪徳寺の招き猫を。会長の滑らかさが気持ちいい(63mm 1/56秒 F2.8 ISO100)
110mmを付けてうちの猫を無理に絞り開放で狙ってみた。猫の目にフォーカスをちゃんと合わせるのは大変(110mm 1/500秒 F2 +0.67 ISO1600)

 このレンズで絞り開放で撮るときはピントの山をきちっと狙った位置に持ってくるのが大事で、ちなみに、目を拡大すると……いろいろと部屋の中が写ってました。すごい。

目元を拡大してディテール描写力をチェック

 今回は63mmと110mmに加え、超広角の23mmレンズもお借りした。このボディは単焦点レンズが似合うよなと思って、あえてこの組み合わせで。

23mmの広角レンズ。35mm判換算だと18mm相当の超広角レンズになる。

 いつものガスタンク。普段は他カメラとの比較をしやすいよう24〜28mm相当くらいで撮ってるのだけど、今回、その画角のレンズを借りてなかったので超広角で。

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