平成最後の年、2019年1月に、NHKが20年以上に及ぶインターネットの歴史をひもとく番組「平成ネット史(仮)」をEテレで放送する。番組説明によれば「『テキストサイト』や『2ちゃんねる』から『着メロ』『写メール』、そして『フェイクニュース』まで、平成の終わりに、その時代を活躍した多彩なゲストをスタジオに迎え日本のネット史をひもとく」という。
公式サイトでは、2ちゃんねるを代表するキャラクター「ギコ猫」が講義をしているアスキーアート(AA)がトップページに描かれ、「Windows 95のデスクトップ画面」「ダイヤルアップ接続の音」などの動画も公開。“懐かしい雰囲気”が漂う。番組の放送が発表された直後から、ネット上では「面白そう」「インターネット老人会にウケそう」「これをEテレで放送するのか」などさまざまな声が上がった。
「『平成ネット史』というと固いじゃないですか、だから(仮)が付いているんですよ」――そう話すのは、同番組のチーフプロデューサーだ。制作の裏話を聞いた。
「この企画は、もともと3年くらい前から立ち上がっていました。しかしテレビ番組では『なぜ、いま取り上げるのか』ということが大事なので、提案が通りませんでした。平成が終わるという時期になり、平成とインターネットがリンクしている部分があるだろうと、平成最後の年に日の目を見ることになりました」(チーフプロデューサー)
同番組は、インターネットによって私たちの暮らしがどのように変わってきたか、ターニングポイントを9つほどのキーワードで振り返っていくという。番組の公式Twitterを見ると、「ニコニコ動画」を作り上げた川上量生さんと戀塚昭彦さん、「mixi」創業者の笠原健治さんなど、ネット史を彩るWebサービスのキーパーソンにもインタビューをしているようだ。
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