私が頼んだのはベロアのカットソー、リブニット、レーススカート。カットソーは色もデザインも好みですぐに買うことを決めたが、ニットは肌触りが好みではなく、妹にも「同じようなの持ってるじゃん」と一刀両断されたので返送することに。身近な人から率直な意見を聞けるのは、自宅試着の強みかもしれない。
スカートもデザインは好みだったが、生地が厚く、平置きの状態でもジッパーがスムーズに上げ下げできなかったので、こちらも返送することにした。
妹はタートルネックニット、黒のロングスカート、フード付きロングコートを試着。手持ちの服と組み合わせたり、似た服がないかクローゼットとにらめっこしたりしながら、年明けまで悩んだ結果、コートとスカートを購入した。
試着期間は1月7日まで。何かと忙しい三が日に焦って購入しなくても、返送まで十分な余裕があった。
プライム・ワードローブを使ってみてよかったのは、「せっかく買ったのに手持ちの服と合わなくて使えない」「実は似たようなものを持っていた」といった失敗をしなくて済むことだ。注文できる数も限られているので、「セールだし買っておこう」といった不用意な買い物も防げる。
一方で、店頭とは違い「実物を見たら、ネットで見た時よりもずっと好みだった」「使いにくいと思って避けていたが、店員にコーディネートを聞いたら意外と着回せるのが分かった」といった“うれしい誤算”は起こらない。Webサイトで「いいな」と思わなかった服は、プライム・ワードローブでは選外のままになるだろう。
今度はZOZOの「おまかせ定期便」やレンタルサービス「airCloset」のように、利用者の好みに合わせた服を選んでくれるサービスを試してみるのもいいかもしれない。
結局、私は物足りなさを感じて、東京に戻ってからマルイとルミネで服を買ってしまった。個人的には、試着しそびれたり、手持ちの服と合うか分からず悩んだりした服があった時に使うくらいがちょうど良さそうだ。
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