オートモードでは文字通りシーン自動認識オートが働く。「こだわりオート」と名付けられたこの機能は29個のシーンを判別してくれる。
まずは人物。
瞳AFはないが、このクラスのカメラでは正直なところそこまで必要はないかなと思う。
焦点距離や手ブレや被写体の動きをかなり細かくチェックしてセッティングしているようで、同じシチュエーションで何枚も撮ったが、カットによってISO感度やシャッタースピードがけっこう違ってた。これはISO感度を抑えた例。
画面左上に現在どういうシーンと認識されているかが表示されるわけだがこれが「人物」か「人物動き」(人が動いてる感じのアイコン)かでセッティングが変わってくるのだ。
続いて望遠端。さすがに960mmともなるとISO感度もシャッタースピードも上がる。でもこの超望遠ポートレート感は望遠ならでは。「そんなに遠くから撮るの?」って顔をされたが、まあそういうこともある。
面白いのが「フレーミングアシスト」ボタン。主に人物を撮るとき用だが、顔を検出してるときにこれを使うと「顔」「上半身」「全身」と指定するだけで、自動的にそれに合わせたズーミングをしてくれる。上の作例では使ってないけど、常に顔が一定の大きさに写るよう自動的にズーム倍率を調整してくれる。
SX740HSもモニターを180度回転させると自撮りができる。
そのとき、撮影モードダイヤルを「自撮り」にするべし。
よく使うと思われる撮影モードが独立して用意されているのがSX740HSのイマドキなところ。
自撮りポジションにすると、美肌や背景ぼかし機能をかけられる。そして3秒のセルフタイマーがかかる。
自撮りモードでは美肌と背景ぼかし……ってイマドキのスマホと同じだ。
SX740HSの撮影モードにはデジタルカメラではあまり見られないポジションがある。料理である。
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